今回紹介したいのはフレンド書房というお店。立川で「こじんまりとした隠れた名店」ランキングをつけるとしたら1位ですね…何のランキングだかよくわかりませんが
書房という名前ですが本屋さんではなく和食とワインのお店。
マスターのお父様が高松町に同名の書店を出しており、それを継ぐという意味合いで書房という店名にしているとのことです。
お店のHPに串焼きのお店とありますが、2年程前に業態変更していて串焼きを不定期での提供で現在は主に和食やおつまみを提供するお店になっています。
また、事前に予約してから来店するようお願いしているようです。木曜定休日です。
来店の際は、FacebookやInstagramの情報を参考にご予約ください。
https://www.facebook.com/FriendShobo/
https://www.instagram.com/toriwine/
お店の場所ですが、立川駅南口を出て左折。2つ目の曲り道で右折すると左手にフレンド書房、と書かれたビルがありそのビルの3階です。
3階まで急な階段を上ります。
お店の前には本がたくさん。
席はテーブル2卓8席、カウンター6席の14席。こじんまりとした店内は内装も素敵。
はっきり言って常連さんが集まるお店です。じゃあ新規マンは入りづらいのかと思いきや全くそんなことはなく、感じの良いマスターが常連さんと見境なく気さくに話しかけてくれ、他のお客さんとの懸け橋になってくれます。そのおかげで新規マンも居心地良く過ごせます。
メニューの一部はこちら。
メニューから注文することもできますが、マスターと会話する中でその日のおすすめメニューを提案してくれます。さすが常連の店って感じですね。
1品目には1番人気という「おからのポテトサラダ」を注文。おからの食感とベーコンがおいしい。人気というだけあります。
食前酒におすすめというサワーを注文。このお店のサワーは、"本来の"サワーです。というのも、居酒屋で出るサワーはスピリッツに果汁・ソーダを加えたものが一般的ですが、このお店のサワーは柑橘系の蒸留酒にスピリッツを合わせた本来のサワー。さっぱりしていてとってもおいしい。
ワインも分厚いメニュー表がありますが、このお店では注文した料理に最も合うワインをセレクトしてくれます。ワインに詳しい必要はありません。全てマスターに委ねれば上質な食事とワインを楽しめる、そういうお店です。注文したワインがどんなものなのか、詳細に語ってくれるので自然とワインのことを知ることができます。カウンター席の方がマスターに近いので1人か2人で来店することをおすすめします。
続けてお任せおつまみ3点盛、鶏もも肉の幽庵焼きを注文。この日のおつまみ3点は、ピーマンをくたくたにしたやつ、豆腐になめ茸のせたやつ、切り干し大根をおいしくしたやつ。全部お酒がすすむやつです。幽庵焼きはジューシーでうま。
さらにマスターの導きにより、これらに合うおいしーいロゼワインを注文。珍しいニュージーランド産のロゼ。ニュージーランドは1日の寒暖差が激しくワイン作りには適さない中、フランス産並のン値段がつくワイン。つまり、いいワイン(๑´•.̫ • `๑)幽庵焼きの酸味によく合います。
和食には特にロゼワインが合うとのことで、ロゼワインの品ぞろえが豊富のようです。
続いてその場で炙ってくれる”本来の”ベーコンのステーキ、出し巻き卵を注文。さらに例によってこれらに合うロゼワインをマスターがセレクト。
当方、こんなにおいしいベーコンは食べたことがありません。マスター曰く、スーパーで売ってるベーコンは燻製風味の味付けをしているだけで、本当に燻製はしていないとのこと。こちらのベーコンはしっかり乾燥、燻製しているので凝縮された肉の旨味を堪能できるというわけです。
そしてこの綺麗な出し巻き卵。何度も卵を濾して濾して本当においしいところだけを使って作ります。手間がかかっているだけあって超おいしいです。
ワインはジューシーなベーコンに合うものを選んでもらいました。「これに合うものを…」とデューク東郷ばりに渋く注文すればよいだけです。こちら赤とロゼの中間のようなワイン。見た目味がきつそうですが、すっきりしていてお肉料理によく合います。
ワインの品ぞろえもすごいですが、このお店は伝説のビール、「白穂乃花」が頂けるお店でもあります。予約制になっているので前日までに予約してからご来店くださいませ。